小児歯科治療
お子さまの大切な歯をむし歯から守るためには、小さな頃から予防の習慣が大切です。佐賀大和の歯医者小川歯科医院では、お子さまを対象とした小児歯科に力を入れています。
小川歯科の小児歯科治療
いつまでも健康な歯を維持するためには、小さな頃からの予防歯科の習慣が大切です。お子さまの歯はまだ十分に発達していないため、むし歯になりやすく、むし歯になってしまった場合は進行が早いという特徴があります。
幼いころから歯科医院で定期検診を受けていれば、自然と予防歯科の意識が身に付き、生涯に渡って健康な歯を守ることができます。是非、お子さまと一緒にご来院ください。
乳歯と永久歯の特徴
※表は左右にスクロールして確認することができます
乳歯 | 永久歯 | |
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生えてくる時期 | 6ヶ月頃から | 6歳頃から |
初めに生える場所 | 下の前歯 | 第1大臼歯 |
生え揃う時期 | 2歳頃 | 12~13歳※ |
合計本数 | 20本 | 28本 |
※親知らず(第3大臼歯)は30歳くらいまでの間に生え、親知らずを合わせると合計本数は32本になります。人によっては親知らずが生えてこない場合もあります。
むし歯は遺伝ではなく感染症
両親にむし歯があっても、お子さまがむし歯になるとは限りません。むし歯は遺伝ではなく、むし歯菌の感染によって発症する感染症です。生まれたときにはお口の中にむし歯菌はいません。しかし、成長の過程で大人の唾液を通じてむし歯菌に感染し、子どもはむし歯になります。むし歯菌に感染する時期を遅らせることができれば、将来的にむし歯になるリスクを抑えられることが分かっています。お子さまの大切な歯をむし歯から守るためには、保護者の方も定期検診を受けてお口の中を清潔に保ち、食器の共有や食事のシェアを避けることが重要になります。
子どもがむし歯になりやすい3つの要素
子どもがむし歯になってしまう直接的な原因は、むし歯菌の感染です。しかし、子どもがむし歯になりやすい理由には、次のような要素が関連してきます。
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1.おやつを食べる回数が多い
おやつに含まれる糖はむし歯菌の栄養になります。一日に何回もおやつを食べたり、だらだらと食べ続けるとむし歯になりやすくなります。おやつの時間を決めて、適量を与えるようにしましょう。
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2.ブラッシングが上手にできない
小さなお子さまは、一人では十分なブラッシングはできません。お子さまがブラッシングをしたら保護者の方が仕上げ磨きをするようにしましょう。
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3.食べかすが残りやすい
乳歯の奥歯は、複雑な形をしており、溝も深くなっています。そのため、食べ物のかすが溜まりやすく、磨き残しもできやすい箇所です。奥歯の溝は、あらかじめシーラントで埋めるとむし歯予防につながります。
歯医者に通い始めるタイミング
歯が生え始めたとき、乳歯が生え揃ったとき、永久歯に生え変わり始めたときは、その時期に必要なアドバイスを受けられるため、歯医者で診療を受けると良いでしょう。
お子さまが歯医者を嫌いにならないために
大人でも歯医者が苦手な方が多いように、お子さまも歯医者を苦手に思ってしまうケースがあります。一度苦手意識が根付いてしまうと、治療や予防ができないためにむし歯のリスクも高まります。
佐賀大和の歯医者小川歯科医院では、お子さまが歯医者を嫌いにならないよう、お子さまの目線に立った対応を心がけています。しかしながら、お子さまの歯医者嫌いを避けるためには保護者の方の接し方もポイントになります。ぜひ次のポイントに注意し、お子さまのスムーズな通院にご協力ください。
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1.歯医者さんは怖いところというイメージ付けをしない
「悪いことをしたら歯医者さんに連れて行くよ」と子どもに話すと、子どもは、歯医者さんは怖いところだと思ってしまいます。
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2.嘘はつかない
公園や買い物に行くと言って子どもを連れだすと、だまされたと思い、泣いてしまうケースがあります。通院のときには、これから歯医者に行くと伝えるようにしましょう。
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3.保護者の方もリラックスする
保護者の方の緊張は、お子さまにも伝わるものです。お子さまが泣き出すのではないかと保護者の方が緊張してしまうと、お子さまも緊張してしまいます。リラックスしてご来院ください。
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4.たくさん褒めてください
大きくお口を開けられた、診療台に座っていられたといった些細なことでも、お子さまをたくさん褒めてください。褒められるとお子さまも自信を持ち、歯医者さんに行けば褒めてもらえると通院を嫌がらなくなります。
小児歯科メニュー
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フッ素塗布
歯質を強くし、歯の再石灰化を促すフッ素を歯の表面に塗布します。フッ素にはむし歯を予防する効果があります。
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シーラント
むし歯になりやすい奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋めてむし歯を予防します。
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ブラッシングの指導
お子さまのお口の状態に合わせた正しいブラッシングの方法を指導します。保護者の方には仕上げ磨きのコツもアドバイスいたします。
小児矯正
佐賀大和の歯医者小川歯科医院では、お子さまの歯並びや噛み合わせの問題を改善する小児矯正治療に対応しています。小児矯正治療にはさまざまな矯正装置がありますが、当院ではお子さまのお口の状態を確認し、最適な治療法をご提案しています。
小川歯科医院の小児矯正
プレオルソ
プレオルソは、子どもの矯正治療のために開発されたマウスピース型の矯正装置です。柔らかい素材でつくられているため、装着感が良く、お子さまでも嫌がらずに使用できます。
床矯正
乳歯と永久歯が混在する6歳~11歳くらいのお子さまを対象に行う矯正治療です。歯列を広げる装置を装着し、永久歯が並ぶスペースを確保します。床矯正を行うと、抜歯をせずに歯並びを整えられる可能性が高くなります。
リンガルアーチ
反対咬合を改善する場合や歯が抜けた後のスペースが狭まらないようにするために使用します。また、歯を移動させる際の固定源として使用する場合もあります。
クワドヘリックス
上あごの歯列を拡大し、上あごが小さいために生じる歯並びの問題を改善する装置です。適応年齢はありませんが、混合歯列期に治療を始めると抜歯せずに歯並びを整えられる可能性が高くなります。
小児矯正のメリット
小児矯正には次のようなメリットがあります。
- 抜歯のリスクを低減できる
- 噛み合わせが改善され、身体のバランスも整う
- 正しく咀嚼できるようになる
- 美しい口元を実現する
- むし歯や歯周病が予防できる
小児矯正のデメリット
小児矯正には次のようなデメリットもあります。
- 保護者の方に管理の負担がかかる
- 取り外し式の装置は、使用時間等を守らないと効果が出にくい
- ワイヤー矯正は、むし歯になりやすい
子どもの矯正治療のタイミングについて
早期の予防矯正:5歳~6歳頃
反対咬合や指しゃぶり、口呼吸、舌・口唇機能の発達不全などの改善をする治療をします。
主な治療内容
- 舌・口唇の機能トレーニング
- 機能トレーニング用マウスピース
- 拡大装置
Ⅰ期治療:6歳~12歳頃
歯並びの乱れや噛み合わせの問題を改善するため、歯列の横幅を広げたり、あごの位置のバランスを整える治療をします。
主な治療内容
- 拡大装置、
- マルチブラケット装置
- 顎外固定装置
- 舌・口唇の機能トレーニング
Ⅱ期治療:永久歯が生え揃った頃
Ⅰ期治療後に必要に応じてⅡ期治療に移行します。永久歯をきれいに並べ、噛み合わせを整える仕上げの治療です。
主な治療内容
- ワイヤー矯正
- 舌側矯正
- マウスピース型矯正
小児矯正治療の流れ
佐賀大和の歯医者小川歯科医院の小児矯正治療の流れをご説明します。
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1.無料初診相談
お子さまのお口の状態を確認し、矯正治療をする場合の治療内容や治療期間、おおよその治療費用についてご説明します。初診のご相談は無料で承っています。
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2.精密検査
初診相談後、ご希望があった場合に精密検査を行います。歯やあごの写真を撮影し、歯や骨の状態、噛み合わせなどを細かくチェックします。
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3.診断・治療計画のご説明
精密検査の結果をもとに具体的な治療計画を策定し、患者さまにご説明をします。この際、治療内容はもちろん治療期間や治療費用についてもご説明をいたします。
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4.Ⅰ期治療の開始
矯正装置を装着して、あごのバランスを整えるⅠ期治療を開始します。Ⅰ期治療の期間は装置の調整のため、1ケ月に1度程度、通院をしていただきます。
よくある質問
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早めに歯科医院を受診して必要な治療を受けてください。
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むし歯のなりやすさは、お口の中の細菌や唾液の量、食習慣によって変わります。
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歯質を硬くし、歯の再石灰化を促す効果を持つフッ素を歯の表面に塗り、むし歯を予防する処置です。
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装置を装着する際に痛みを感じることもありますが、数日で慣れてきます。
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指しゃぶりや噛み癖、舌を出す癖などは歯並びが乱れる原因になりますので、注意しましょう。
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矯正治療は不正咬合の治療であり、医療費控除の対象になります。医療費控除制度については、国税庁のホームページをご確認ください。
国税庁:医療費を支払ったとき(医療費控除)https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.html